
着物や浴衣を着る時の髪型は難しいと考えられがちですが、カジュアルなシーンでは、ごく自然に纏めるだけでじゅうぶん和装向けのヘアスタイルが出来上がります。
なかでも、浴衣の時などはセルフアレンジもトライしやすいですね。涼感を第一に考えてオリジナルなヘアスタイルを創ってみましょう。
浴衣の髪型 ボブで簡単に出来るのは
一口にボブといっても長さも色々ありますね。
とくに暑い時期にはショートボブで過ごしている方も多いでしょう。
そんなボブスタイルでのヘアアレンジは、どんなふうに出来るかご紹介いたします。
1.グラデーションボブのふんわりアレンジ
2.サイド編み込み
3.なんちゃってアップスタイル
誰でも手早く簡単に出来るのが、これからの3パターンです。
では実際にどんな手順でアレンジすれば良いか次の章をご覧ください。
浴衣の髪型の簡単なアレンジの方法
グラデーションボブの場合、髪の裾のほうにかけて段差のあるカッティングがされています。
その段差を活かしてロットサイズが違うホットカーラーで髪を巻いていきます。
髪が巻けたら、全体にふんわりとした感じにワックスを揉み込み、所々小さなヘアクリップで留めます。
この時、留める髪を引きつめずに、手櫛で梳かしながらザックリふんわりな空気感を表現するのが可愛く仕上げるコツです。
次に、グラデーションの入っていないボブの場合はサイドの髪だけ少し編み込むのもオススメです。
三つ編みの出来る人なら、編み込みは数回練習すればすぐに慣れます。
初めは三つ編みの要領で髪を3つの毛束に分けて、編んでいく際に地肌から髪をすくい取って初めの毛束に足して編みます。
前髪もサイドと同じワンレングスの場合は、前髪も好みの幅で額に残しながら編み込んでも綺麗です。
編み終わりはゴムで留めて後ろの髪の下に隠すように留めても良いですし、あえて結び目も見せてリボンやクリップで飾りを付けても良いでしょう。
最後に、なんちゃってアップスタイルです。
アップスタイルを作るには、襟足の長さが6cmほど有れば出来なくはありません。
それ以下でも、ヘアピンで留められるくらいの長さが残っていれば、なんとか見かけだけはアップのように出来るものです。
手順は、次のとおりです。
まず毛先がカールするように巻き髪をしてベース作りをします。
次に全体にふんわりボリュームを出すようにワックス等で整えます。
襟足部分の髪だけをアメリカピンで数箇所留めて、しっかりと襟足をアップにします。
最後にトップから下りている髪をアップにした襟足の部分にかぶせるように留め付けます。
ピンを隠すようにヘアアクセサリーで飾るのも良いですし、上手に留められる人は隠しピンのテクニックを使ってみてください。
(※隠しピンは、毛束を捻るようにして捻り目の間にピンを挿すと外からは見えません。)
浴衣の髪型 かんざしなどの髪飾りの選び方
ボブスタイルのアレンジに合う髪飾りは、ロングやセミロングとは少し違った使い方ができます。
和のイメージを取り入れたものよりも、浴衣に合うポップでカジュアルなものを選びたいですね。
たとえば、カチューシャなどもオススメです。
前髪もスッキリとカチューシャで留めてしまえば顔周りが明るくみえて涼しいです。
ほかには、ビジュー使いのヘアクリップも便利です。
小さめのクリップを複数使うことによってホールド感も保て、見た目も可愛いですよ。
まとめ
ボブスタイルは長さによってもアレンジの方法が様々ですが、浴衣を着る時は普段より少しお洒落度アップしたいですよね。
ほんの一手間かけるだけで女子力あがるアレンジが出来るので、ぜひトライして今年の浴衣ライフを楽しんでみてください。