
夏になると浴衣を着ている女性の姿を時々見かけますね。
花火大会や納涼女子会など、浴衣を着ることでイベントのムードも随分と盛り上がることでしょう。
そんな浴衣女子たちは一体どこで浴衣を買っているのでしょうか。
ここでは、販売店と買い方についてご紹介いたしましょう。
浴衣はどこで買う?
浴衣を売っているお店で先ず思い浮かぶのは呉服の専門店ですね。
最近では、呉服店以外でも既製品の浴衣を取り扱うところも多くなってきました。
販売しているところをピックアップすると次のようになります。
・百貨店(呉服売場または浴衣イベントの専門コーナー)
・大型量販店(イオン・イトーヨーカドー等の衣料品コーナーの一部に既製品浴衣が並びます)
・ファストファッション系ショップ(UNIQLO・しまむら等、洋服を扱う店舗)
・呉服系専門チェーン店(ファッションビルに店舗展開していることが多い)
これらの店舗では百貨店、呉服系チェーン店を除いて殆どが海外縫製の既製品浴衣を取り扱っています。
主に量販店などで既製品浴衣を買うメリットはあるのでしょうか?
あるとすれば、それは伸び伸びと品選びが出来、お客にとって好きな買い方が出来ることでしょう。
Tシャツ1枚をカゴに入れてレジに運ぶ感覚と似ています。
とても手軽に浴衣を選んで買うことが出来ますね。
では、元来呉服を扱ってきたお店はどうでしょうか?
次の章で詳しくご紹介いたします。
呉服屋の商い
昔ながらの呉服店、百貨店の呉服コーナー、呉服系専門チェーン店、これらのお店では既製品浴衣の他に反物から仕立てるオーダーメイドの浴衣の販売もしています。
浴衣を買うのが初めてという人にも、これらのお店では詳しい商品説明を聞くことが出来ますし、オーダーメイドにいたっては自分の体に沿った寸法で仕立て上げてもらえるので、サイズが合わないという心配もありません。
また、仕立て上がった浴衣の後々のメンテナンスの相談も出来ますし、何より浴衣をはじめとする呉服に関しての知識が豊富に身につきます。
呉服を専門に扱うお店では、商品と一緒に知識やアフターサービスという付加価値がセットになってお客のもとに届けられます。
メリットとデメリット
先に挙げたようなお店で浴衣を買う場合、どちらにも一長一短はあり、一概にどこで買うのが最適とは言えません。
たとえば、量販店などで販売されている浴衣は、たたんだ状態でセロファンの袋ごとハンガーに掛けられディスプレーされています。
殆どの場合、色柄の確認は畳んである一部を見ることくらいしかできません。
ハンガーを外して仕付け糸を切って試着させてくれるお店は少ないです。
けれども、強引な販売姿勢はなく気軽に買い物したい人には量販店での買い方も悪くはないでしょう。
また、日常的に買い物で利用する店舗であれば、ポイントを利用したお支払いも可能なので買いやすいかも知れませんね。
一方、呉服の専門店で購入する場合は、後々手厚いフォローはしてもらえるかも知れませんが、時としてそれはストレスを感じることになりかねません。
浴衣の購入を切掛けにダイレクトメールや電話での勧誘が始まったという話もよくあるパターンです。
浴衣や着物に関心を持って、様々な知識を増やしたい人には呉服専門店での購入をお奨め出来ますが、押しの強い営業トークを断りきれない性格の人には奨めづらいですね。
まとめ
たった一着の浴衣といっても大事な思い出を飾るアイテムです。
気に入った色柄の浴衣を見つけたら、先ずは試着交渉してみるのが良いですね。
既製品でも試着させてくれるお店は良心的です。
そして即決しないで、数店舗の商品を見比べてから対応の良いお店で購入されることをお奨めいたします。