
私は毎年妻と東京から、京都の祇園祭に車でお邪魔させていただいており祇園祭の風情ある雰囲気と伝統的な行事に心を打たれ、数年間通い続けています。
そんな祇園祭の説明を簡単ではありますがしていきたいと思います。
京都祇園祭とはどんな祭り?歴史や起源は?
祇園祭の歴史は、葵祭を筆頭に京都三大祭りの1つであり、毎年7月から1ヶ月間開催されています。起源は、貞観11年おおそよ9世紀ごろに当時の京都には、度重なる疫病が蔓延したと伝えられています。
そのせいもあって死者が続出し、なんとかしてこの危機を乗り越える方法はないかと町中の人たちが考えていました。
その元凶の怒りを鎮めるために、当時の国の数に相当する66本の鉾を神泉苑に奉納し、祇園の髪を奉り、現在の八坂神社で御霊会を行なったといいます。
そして、それは祇園御霊会といわれ、現在の祇園祭にまで受け継がれています。
以前は、祖国平安の意味合いを込めて行われている行事でしたが、次第に町民たちが踊ったり、楽しく過ごしている姿が目につくようになり、今ではお祭りとしての要素が非常に強くなっています。
このお祭りを通して、様々な人やモノが溢れ、京都という街がより一層盛り上がるのはこの時期だけの風物詩なので見ものであります。
京都祇園祭の日程や楽しみ方
祇園祭は、基本的には毎年、7月から1ヶ月間開催されています。
1番盛り上がるのが宵山といって、この日は県内外から大勢の人が足を運び、街中が人で埋め尽くされています。
また、宵山は屋台の数もかなり多く、子どもからお年寄りまで楽しめる様々なモノが売られています。
京都ならではのものであったり珍しいものも売られているので、お越しの際はご覧になり、ぜひご購入を検討してみてはいかがでしょうか。
アクセスに関してましては、京都駅からだと少し離れていますので、乗り換えも含めて祇園祭の最寄り駅は、四条駅もしくは烏丸御池駅となります。
この時期は、夏ということもあり、非常に人の出入りも激しいので、脱水症状にならないようにお茶や水などの飲料水を持って歩いたほうがベストかもしれません。
またトイレもそんなに多くはないので、ある程度調べておいてから参加するのが望ましいと思います。
交通規制もかかっていて、歩行者天国なので安心して楽しむことができます。
京都祇園祭の口コミを集めました
京都の風物詩なので、優美ではんなりというイメージがありましたが、人混みでゆっくりとしか歩けません。加えて、盆地ならでは、じっとりと暑いです。
山鉾はとても大きく迫力があります。中に入れる山鉾もありますが、入るまで時間もかかり、中は狭くて、入るというよりかは中を覗くという感じなので、一つ乗れば十分です。祇園囃子を頭上から聞きながら、歩くのは風流です。
宵々山や宵山は鉾町に山や鉾が立ち並び、祇園ばやしの鳴る中、祭情緒を堪能する事が出来ます。
京都の夏は非常に暑いですが、浴衣がけの多くの観光客の熱気で一層厚く感じました。
山鉾巡行は、動く美術館と言われる様に素晴らしい刺?の飾り付けをした山や鉾が都往大路を列を成して巡行し、荘厳で煌びやかな雰囲気を堪能できました。
山鉾巡行は綺麗ですが、見る祭りであり、宵山の祭り気分と合わせて楽しむ事で、本当の祇園祭を感じる事が出来ると思います。
山鉾は四条通に点在してスタンバイしており、有名な月鉾や長刀鉾の前は昼間でも人がたくさん並んでいました。
人気のちまきやうちわは早めになくなるようです。
また山鉾の内部を見学できたり、美しい前懸を間近で見ることが出来るのも昼間ならではかもしれません。
山鉾内部見学は、一部男性しか入れない山鉾もありますので、パンフレットや各山鉾入口で確認できます。
昼間は写真撮影等もゆっくりできますので、お年寄り家族連れには最適かと思いますが、夜がメインのお祭りですので、宵山で味わって頂くのが一番かと思います。
とはいえ昼間も夜ほどではないにせよある程度は混雑していますので、トイレや飲食店は見つけたら入るようにした方がよいと思います。
非常に大きな祭りで伝統的な神輿が京都市内を練り歩き、夏の大きな風物詩となっています。
祭り時代は、7月の初めから終わりまでやっていて、特に盛り上がるのが宵山で主に7月の中旬あたりに開催されることが多いです。
また屋台なども所狭しと並んでいますので、家族連れや県外から来たお客さんにも楽しめるようになっております。
駐車場は少ないうえに、交通規制で通れない場所も多いのでしっかりと調べていくことが大事です。
まとめ
総じて、伝統的な祭りである祇園祭りには一生に一度は行きたいお祭りです。
暗い話題の多い昨今ですが、祇園祭を通して、日本全体が少しでも明るくなれば良いと思っています。