
三重県で300年以上の歴史を誇る花火大会。
それが「熊野花火大会」です。その起源は、お盆の初精霊供養に簡単な花火を打ち上げて、その火の粉で灯籠焼を行った事だそうです。
熊野花火大会の特徴としましては何と言っても自爆花火です。
全速力で走る船から花火を次々と投げ入れて海上で半円を描く水中花火や、3尺玉海上自爆と呼ばれる花火もあり、こちらは大型花火である3尺玉を水中花火にしているものです。
通常打ち上げ花火として見上げて鑑賞しているものが、目の前で見られるのですから、それはもうすごいど迫力です。
そんな見どころ満載の熊野花火大会へはどうやっていくのが良いのか?アクセス方法についてお伝えしていきます。
熊野花火大会のアクセス方法は何がある?
では早速熊野花火大会へのアクセス方法は何があるのかをお伝えしていきたいと思います。
おもに車と電車があります。
車でのアクセスは、熊野尾鷲道路 熊野大泊ICから国道42号を七里御浜方面へ2キロ。
電車でのアクセスは、JR熊野市駅から徒歩5分です。
ではどちらで行くのが良いのでしょうか。迷う方も多いと思います。出来る限り混雑を避けて楽しく快適に行きたいですよね。
そこで、車で行く場合と電車で行く場合、それぞれのメリットとデメリットをお伝えしていきたいと思います。
熊野花火大会のアクセス方法のメリット
ではメリットから見ていきましょう。
まずは車で行く場合のメリットです。
それは徒歩での移動距離が短くて済むという所です。家族連れ、特に小さいお子様がいるご家庭だと、お子様が疲れてしまったり、眠たくなってしまったりすると抱っこやおんぶをして移動しなければならなくなります。
そういう時に車でのアクセスだと、花火会場のすぐ近くの駐車場まで車で来れるので、体力的にはラクかと思います。
また、移動中の暇つぶしになるゲームやおもちゃ類、お菓子にジュースなど、多くなりがちな荷物も車に積み込めるので、大荷物を持ち歩く負担はありません。
次に電車で行く場合のメリットです。こちらは何と言っても渋滞を気にする必要がない所です。
当日はやはり混雑しますが、少し早めに準備をしてお昼前ぐらいに会場に着くように段取りしていけば余裕を持って花火鑑賞に臨めます。
花火が始まるまでの時間は、熊野駅に特産品館やイオンもありますし、屋台も始まるので、それを楽しみに例年早めに行く人も多いようです。
熊野花火大会のアクセス方法のデメリット
では次にデメリットの方も見てみましょう。
まず車で行く場合のデメリットは、やはり交通渋滞に巻き込まれる事です。
国道42号線はお昼前後から混雑しますし、抜け道もないようなので、会場へは午前中に着いておく事をおすすめします。
渋滞は15時ぐらいからひどくなっていき、当日は交通規制もあります。
朝の8時?21時の間、尾鷲IC?熊野大泊ICの上下線で例年通行止めになるのでご注意下さい。
駐車場も専用駐車場が当日4600台ほど用意されますが、早めに行かないとすぐに満車になります。
下手したら渋滞につかまって抜け出せないまま、もしくは駐車場に入れないまま花火が始まったという事態にもなりかねません。
次に電車で行く場合のデメリットです。
先ほど早めに行けばスムーズだと伝えましたが、帰りが問題です。
帰る時間は皆さん一緒なので大混雑になります。
車であれば、車中で少し休んでから出発ということも出来ますが、電車の場合はそうもいきません。
特に小さいお子様連れの方には過酷な移動になると思われます。
電車に乗る人の大行列に並ぶのは体力的にもかなりの負担になりますし、実際帰りの電車に乗るまでに3時間もかかったという情報もありますので、帰りの混雑については覚悟が必要かと思います。
熊野花火大会のアクセス方法のメリットとデメリットまとめ
以上の事からわかる事は、車にも電車にもそれぞれのメリットとデメリットがあり、どちらにも共通して言える事は帰りの混雑は免れ難いという事です。
車でのアクセスの場合は、時間に余裕のある方は少し車内で仮眠を取って、下りの渋滞が緩和される深夜?早朝に帰路に着くというスケジュールがおすすめです。
いずれにしても気力と体力を要しますが、年に1度の夏の風物詩である花火大会を見逃したくはないですよね。今からご自身にあったスケジュールを組んで、どうか良い夏の思い出の1つになりますようにと私も願っています。