数十年の間、販売され続けて来たロングセラー商品です。
使い方は、使い捨てカイロより少し面倒ではありますが、使い捨てカイロに比べ温かく
冬のツーリングや釣りなど、アウトドアで活躍する事は間違いありません。
ここではハクキンカイロの使い方や注意点、メリットやデメリットのほか、
実際に使っている方から集めた口コミ(レビュー)も掲載しています。
ハクキンカイロは触媒に熱を加え気化したベンジンを燃焼させ、
発する熱で温まる使い捨てではないカイロです。
燃焼といっても火を発生させるわけではなく、化学変化による発熱ですので、
安全性は高いのが特徴で、私も使っていますが危険を感じた事はありません。
ハクキンカイロの使い方
ベンジンの入れ方
ハクキンカイロはベンジンを入れる事から始めます。
現行のスタンダードタイプだと、
付属のカップの目盛りいっぱい(2本の目盛りの上側)で12時間。
2杯で24時間の間温かさが続きます。
ベンジンを入れた後はカップを外し、逆さまにしてカイロを押すと余分なベンジンを出す事が出来ます。
この際はベンジンがしたたる事もありますので、行う場所には注意して下さい。
ハクキンカイロは使う状況で温かさを保つ時間は変わるといわれていますが、
実際に使用した結果、大きく保温時間がずれる事はありませんでした。
燃料について
公式では専用のハクキンカイロ専用ベンジンを使う事となっていますが、
それ以外のベンジンやジッポーオイルを使われている方もいます。
しかし同じベンジンでも中に入っている物が同じとは言えないため、
仕様は自己責任となります。
ほかにもジッポーオイルは使用できますが、オイルを入れる量は個人のさじ加減となり、
こちらも自己責任となります。
ジッポーオイルを使用されるのであれば、ジッポーハンディーウォーマーを買われた方が良いでしょう。(原理はほとんど同じですが)
専用ベンジンは入手場所が限られるのが難点ですが、楽天やアマゾンで買う事も出来るので、確実に使いたいのであればそちらで入手するのがおすすめです。
専用ベンジン ↓
楽天にはほかにもカイロ用ベンジン(半額程度の値段)もあります。
点火は簡単で、カイロの火口(触媒)を上に向け、ライターなどで数秒あぶると
徐々にカイロが温かくなっていきます。
カイロの消し方
ハクキンカイロは基本的に燃焼が終わるまでけす事は出来ませんが、
小さめの箱など密閉出来る物に入れると燃焼は止まります。
サイズのいい箱があるなら試してみるのも良いでしょうが、
ベンジンを入れる際に1目盛り6時間程度で計算して使用するのをおすすめします。
※ハクキンカイロは途中で消してもベンジンは少しずつ気化し続けますので、
体に良くありません。
使用上の注意点
ハクキンカイロは取り扱い方法を守っている限り比較的安全な物ですが、
ハクキンカイロで使うベンジンは、可燃性の燃料ですので、
使い方を誤ると、やけどや火災などの恐れがあります。
私はアルコールバーナー(アルコールを燃やす熱で調理するアウトドア用品)を
使用した事もありますが、燃焼中のアルコールがこぼれてしまい、地面に火が移った事があります。その際は用意していた水で直ぐに消火しましたが。
カイロに入れる前のベンジンなどでも火気には気をつけましょう。
主に注意すべきなのは、ベンジンを入れる時と入れる量です。
ベンジンを入れる時は火気の近くでは作業せず、もちろんたばこなども吸わないでおきましょう。
もしこぼれてしまった場合は、出来るだけ拭き取り、しばらくの間、近くで火を使わない様にした方が良いでしょう。(カイロにベンジンが付いてしまった場合も)
また、カイロにベンジンを入れすぎてしまった場合は、ティッシュを重ねるなどした場所に
カイロを逆さまにして、ベンジンが出終わるまで待てば、後は通常どおり使用できます。
簡単にまとめると
火気に注意し、カイロを逆さまにしてもベンジンが出てこなければOK
となります。
ハクキンカイロのメリットとデメリット
ここでは私が実際に使って感じたハクキンカイロのメリットとデメリットを掲載しています。
ハクキンカイロのメリット
発熱量が多い
ハクキンカイロは通常の使い捨てカイロと比べても非常に温かく(熱く)なります。
その為重ね着をした時は特に温かく、バイクに乗っていても
カイロの周辺はぽかぽかですので、カイロベルトなどを上手く使うと、
冬のツーリングやアウトドアでも非常に重宝します。
ハクキンカイロのデメリット
使い勝手が
使い捨てカイロは袋から出すだけで良いですが、
ハクキンカイロは燃料を入れる所から始めるため、
朝ばたばたしている時は少し面倒に感じます。
事前に入れていても良いようですが、中毒性もあるベンジンが
少しずつ気化していきますので私は抵抗を感じ、直前に入れる様にしています。
熱すぎる
メリットの裏返しになりますが、体に近い内ポケットなどに入れておくと、
熱すぎて低温やけどになってしまうのではと思う事もあります。
私はカバーの上に更に布を巻き、ゴムで止めて熱さを和らげています。
面倒な所もありますが、ハクキンカイロの温かさは、ここぞという時に重宝しますので、一つ持っておくのも良いのではないでしょうか。
ハクキンカイロの口コミ(感想)
口コミ1
大変寒がりなので、ネットで知ったハクキンカイロを使いました。
使い捨てカイロよりも断然に暖かく、これを使ってから寒がりでも平気になりました。
ただ、使いづらさがあまり良いものとはありませんでしたので、ここがデメリットです。
ハクキンカイロメリットはコンパクトで持ち運びが楽で、.発熱量が高く使い捨てカイロの13倍と言うわれている。
それでかなり暖まり且つ24時間使う事ができる。
デメリットは火をつけるので火を忘れると使えないのと低温やけどに注意する。
本体がジッポライターみたいな金属製なので折り曲げたりできない。
靴の中に入れて歩いたりはできないので使える箇所が限られてきて燃料がベンジンがなのでそれが臭う。
使い捨てカイロと使い分けています。
ゴルフ場には軽くて薄い使い捨てですが、ちょっとしたお出かけで荷物がほかにある時はハクキンカイロを使います。
何しろ長持ちするのがうれしいところでしょうか。
イニシャルコストはかかりますが、真冬に毎日使い捨てを使うよりは結局、ハクキンカイロのほうがコストパフォーマンスも高いので気に入って使っています。
zippoライターと同じ要領です。
非常に暖かいです。
値段が高いですが、やはりよいです。
商品の外観のクラシックな感じもよいです。
燃料を入れて火をつけるイメージを持っていたので初めは怖いものだと思っていました。
実際に使ってみると温かくなる程度で安心できます。容器も軽量なので持ち運ぶのに苦ではありません。
使い捨てカイロは数時間しか持ちませんがハクキンカイロは8時間以上温かさが持続します。
真冬のコミックマーケットやライブの待機中に役に立ちました。長時間野外にいなくてはいけない時の必需品ですね。
単純に何度も使えるというところが一番のメリットであり、私がハクキンカイロを使う理由です。デメリットは注油が面倒であり、器用な人でないと多少の危険が伴い緊張感をかんじてしまうということです。
使用感としては「便利」です。あと「光沢があってカッコいい」という外見的な優位性があります。
メリットとしては2点あります。
1つはエコということ。繰り返し使えるので、使い捨てカイロと違ってゴミも出ませんし、燃料を継ぎ足して使えるので「必要な時に必要な分だけ」温めることが出来ます。
2つ目は愛着が沸くということ。繰り返し何年も使えるので一般的な使い捨てカイロと違って「モノ」としての愛情が湧いてきます。
デメリットとしては、まず少し重いということが言えます。使い捨てカイロならほとんど気にならない程度の重さですが、ハクキンカイロの場合は「小さめのコップ」と同じくらいの「しっかりとした重み」があります。
特に薄手のジャンパーなどを着ていると、その重みが気になる場合があります。
次に形状が変わらないということ。衣服に張り付けたりすることが出来ないので不便に思うこともあります。
ただし、冒頭述べたとおり長く使っているとデメリットとして挙げたことも「個性」として気にならなくなるので、ハクキンカイロはロマンのあるアイテムだと思います。
ハクキンカイロのメリットは市販の使い捨てカイロに比べて温度が高く持続時間が長い事です。
また専用のベンジンを入れて使うのでゴミも出ません。
コスト的にはベンジンだけだと安いのですが、最初に本体を買う事を考えると使い捨てカイロとさほど変わらないと思います。
デメリットは毎回ベンジンを入れてライター等で加熱させる手間がある事と結構温かくなるので長時間肌に触れていると低音火傷を起こす可能性があるので気を付けた方が良いです。
ベンジンの補給と着火する時の手間はありますが、慣れてしまえば日常のループ作業になりますし、一定の暖かさが長時間続くので、寒い時期の屋外や暖房設備のない所で作業するのには非常に役立ちます。
暖かさの度合いは使い捨てカイロの比ではなく、携帯用の袋が薄ければ熱いとさえ感じる程の熱量です。
今までは寒さに耐える為ムダに厚着していましたが、これを首から提げて胸元にセットしておくだけで身体全体がポカポカするので比較的薄着の動きやすい格好で仕事が出来るようになりました。
使い捨てカイロを買う事を思えば経済的で、ゴミも出ないので何かと便利です。
ベンジン使用とありますが、ZIPPOオイルでも普通に使えています。
まとめ
非常に温かく寒い冬に重宝するハクキンカイロは、
冬のバイクの通勤やアウトドアで活躍する事間違いなしです。
近くのお店にない場合は、公式ページや楽天などで見てみると良いでしょう。