バレンタインデーが近づくと、町は可愛らしいムードに包まれます。
近年はバレンタイン=恋愛イベントという定義の枠組みを越え、
大切な人や仲良しさんへ、心をこめておいしいものを贈るという、
日本ならではの文化に発展してきました。
そんなバレンタインを楽しむなら、
ぜひとも手作りのチョコレートやお菓子に挑戦してみたいものです。
ですが、「前に手作りチョコレートに挑戦したけど、大失敗して台所がめちゃくちゃになった」
「不器用だし、料理は好きじゃないから…」という苦手意識にとらわれてしまう人も多いものです。
一方で、仰々しくなるのが嫌だったり、手抜きのようにとられかねない、
そもそも料理ができない事を公言するようなもの…として市販品を購入することに抵抗感がある方もいるかも知れません。
そんな方などに向けて、「市販品なのに、ばっちり手作りチョコにみせかける方法」と可愛いラッピングの方法や準備の期間などをこっそり伝授いたします!!
バレンタインで手作りに見せかける方法は?
まず、チョコ本体のカムフラージュ方法から見てみましょう。
日本の市販のお菓子はとにかく、美しく形が整いすぎているので、
手作りと市販品との差はまず見た目にてはっきりとばれてしまいます。
ですから、わざと「欠損部分」がある商品を購入すると言う手があります。
よく、おいしいお菓子屋さんのネット通販に、
「訳アリ」「アウトレット商品」というものがありますね。
味には変わりはなく美味しいけれど、少しだけ形が崩れてしまったような商品を、
徳用袋のお買い得価格で販売しています。
これを購入して、可愛らしいラッピングの中に詰め替えるのがおすすめです。
ポイントとしては、できる限り元の状態がシンプルなものを選ぶことです。
デコレーションの少ない粒チョコレート、
ごろごろしたロックタイプのクッキーなどが最適でしょう。
こうしたものなら手作り感がたっぷりある上に、非常においしい!ということになります。
バレンタイン かわいいラッピングの方法
カムフラージュ第2段階は、ラッピング手法です。
お菓子作りが苦手でもラッピングは超得意、
と言う方ならもちろん気のすむまで華麗な外装にしてもらって構いません。
ですが料理同様、包装もイマイチ…と言う方なら、市販のキットを使いましょう。
ここであまりにピカピカした印象のものを選ぶと、
シンプルなアウトレット・チョコとのコントラストが悪くなります。
できればこちらもごくシンプル目な色調・素材を選ぶのがよいでしょう。
おすすめはクラフト紙やワックスペーパー、ペーパーリボン、麻紐などのナチュラル素材です。
きっちりとくるむよりも、ざっと袋に入れてさっとひもで縛る!
くらいの簡素なイメージの方が、手作り感をさらに引き立たせます。
カムフラージュチョコの作戦準備期間は?
チョコギフトの具体的なカムフラージュはここまででばっちりですね。
ところで、ここで時間的な流れについても注意しましょう。
まさか2月13日とバレンタイン前日になって騒ぎ出す方はいないと思いますが、
やはりこういった「作戦」は余裕をもって準備したほうが上手く行きます。
チョコレートやギフトキットを通販で購入する場合、
2月の初旬はどんな通販サイトも混み合いますので、お届けの遅れなどにより作戦の妨げになりかねません。
少なくとも1か月前にはだいたいの市場調査を始めておき、
節分を過ぎたらすかさずにオーダーできるように、目星をしっかりつけておきましょう。
ギフトキットは食品であるチョコと違い、傷む心配がありませんので、それよりもっと早くに購入しておいてもよいでしょう。
友チョコ用にたくさん数をそろえなければならない、という方も早めに包装を用意しておくと安心です。
まとめ
さて、このように「市販品を手作りチョコレートにカムフラージュ大作戦」をご紹介してきました。こんな方法で乗り切ることができますので、もうバレンタインに「手作り嫌だなあ」と苦手意識を持つこともありませんね。
ただ、ひとつ注意しておきたいのはバレてしまった場合です。
「とてもおいしかったから、また作ってくれる?」とリピートをされて困ってしまうようなら、
観念して実は●●(店名)のチョコなの!と白状したほうが良いでしょう。
誰も気が付かないのならしめたものですが、
「市販品ではないか」と何度も問われて否定し続けるのは、
精神衛生上よろしくありません。
それこそおいしいチョコレートを食べて幸せホルモン「セロトニン」を脳内分泌させ、「実はね!」と切り出してみましょう。
カムフラージュ作戦の顛末を面白おかしく話して、一緒に笑えばその先には友情や愛情だけが残ります!